読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる
大学で心理学を学びながらスポーツメンタルコーチを目指す学生。 シンプルが一番。難しくさせているのは自分。

現・ソフトバンク今宮健太選手の忘れられない言葉

 


f:id:jb3baby1neversaynever4:20170109223556j:plain


現・ソフトバンクに所属している今宮健太選手をご存じだろうか。

 

大分、明豊高校出身で高校3年時には夏の甲子園ベスト8。

プロに入ってからは遊撃手が定位置であるが、高校生でも遊撃手に加え控え投手としても活躍する。最速154キロ。

 

 

プロ入り後は日本代表、ベストナインに選出されるほか

2013年から2016年まで4年連続のゴールデングラブ賞をとっている素晴らしい遊撃手である。

 

私はこの今宮健太選手が好きである。

高校3年の夏から見ていた。

高校生のころは泥臭くプレーしていたがそれはプロに入っても変わらず、アクロバティックな捕球や必死に走り出す姿を見るとうれしくなる。

 

プレーがいいというのもあるが私が彼を好きになったのはある一言が心に残っているからだ。

 

 

 

今宮健太選手のある言葉

 

高校3年の夏、準々決勝で明豊は菊池雄星選手有する花巻東とあたる。

花巻東とは春の選抜の時にも対戦しており、その時は明豊は負けている。

 

つまり再び同じ相手と甲子園で戦う。

 

試合前のインタビューに今宮選手はこう言っている。

 

 

 

 

「勝負師として同じ相手に負けることはあってはならない」

 

 

 

この言葉が6年経った今でも忘れられない。

 

 

 

花巻東戦・勝負師とは

 

勝負師というとなんだか博打をやっている男性みたいなイメージが私にはある。

博打をやる人を勝負師とも呼ぶが、

今宮選手がつかった勝負師とは

「勝負をする者たちすべて」

という意味である。

 

特にスポーツ選手はいつも勝負の時である。

大会があって、記録があって、勝敗があって。

勝負がない時などないと思う。

 

野球選手である今宮選手は春に一度負けている花巻東と二度目の対決に熱が入っていた。

いや、熱がない試合などもないとは思うが。

花巻東、特に春の大会からほとんど変わらないメンバーと対戦することになることに「負けられない」思いがあっただろう。

 

お互いが直接対決しているからこそ感じる感触、空気、選手の特徴などは知っていた。

だからこそ二度も負けるわけにはいかないのだ。

 

勝負師は二度も同じ轍は踏まない。

 

 

 

常葉菊川戦・相手選手からの思わぬプレゼント

 

結果、二度目の対戦は敗退で終わる。

今宮選手も投手として投げたが、力及ばず。

 

 

私はこの時本当に悔しかった。

明豊が二度目の対戦で負けたこともあるが、今宮選手が使っていたバッティンググローブを見ても悔しい思いが募った。

 

実は花巻東戦で使用していたバッティンググローブは前の試合、常葉菊川戦の時に相手選手の庄司隼人投手(現・広島)から譲り受けたものであった。

 

 

常葉菊川戦。

その試合は高校野球では珍しい延長12回、2時間59分もの死闘であった。

常葉菊川投手の庄司選手と今宮選手との対決では今宮選手の優れたバッティングセンスでヒットをもぎ取る。

そのヒットを出すために今宮選手は庄司選手の球を何度もファ―ルにし、粘り強くバットを振った。

何度も。

何度も。

 

二人とも内心しんどいはずだったのに、今宮選手はこの時笑っていた。

今宮選手はこの瞬間を楽しんでいた。

「これだから野球はやめられない」

とでも言っているかのように。

 

 

この試合で勝利した明豊は次の花巻東との対戦となる。

試合終了後の整列。

礼をし合い、両チームの選手は握手を交わす。

 

その時だった。

 

庄司選手は今宮選手に自分が使っていたバッティンググローブを手渡したのは。

 

 

「俺らの分まで戦って勝ってこいよ」

 

 

そんな思いが詰まっていたはずだ。

 

 

まとめ

 

スポーツ選手はみんな勝負師だ。

けれど競技者ではない人たちもみんな勝負師だ。

みんないろんなものを相手に戦っている。

勝負なんてしなくてもいいくらいみんな個性が素敵ではあるけど

私たちは欲張りだから

もっと成長したい」(自己実現欲求)と求める。

 

 

それは欲求だから、あって当たり前。

自分の成長のためには多くの人が関わってその中で自分に負けた人だっている。

 

その時自分は自分の成長のためだけに戦うんじゃなくて

負けていった人たちがいるってことを知って、時々でいいから思い出す。

そしてまたさらに戦うことができれば人としてきっと強くなれる。

 

 

 

 

参考文献

今宮健太 - Wikipedia

庄司隼人 - Wikipedia

web.archive.org

 

 

 

スポーツメンタルコーチ 泉圭織